ここ数年ピラティスという言葉があちこちで聞かれるようになりました。
私が学生の頃は「ティラピス?ピラティス?どっちだっけ?」ぐらいの認識でした。
そして都内では3年ほど前からピラティスのグループレッスンが流行りに流行っています。
そして何を隠そうConditioning Studio SEAは印西市で初めてピラティスリフォーマーを導入したお店です。
ピラティスはジョセフ・ピラティスというドイツ人のおじさんが開発したエクササイズでその起源は100年以上遡ります。
パンツ一枚で背骨を動かす写真が特徴のおじさんです。
道具を使わないマットピラティスをはじめ、マシンを使ったリフォーマー、チェア、バレル、などなどさまざまな種類があります。
下の写真はスタジオのリフォーマーです。景色が綺麗!
Conditioning Studio SEAに設置しているリフォーマーは軌道が決まっているため初心者の方でも身体が硬い方でもマットピラティス(床でポーズをとるもの)より簡単にできます。
そして最近は整形外科疾患の方でもピラティスやリフォーマーをリハビリに取り入れることも増えてきています。
特に腰痛や膝の痛みを抱える方にはとても効果的です。
腰痛の方になぜピラティスリフォーマーが効果的か?簡単にお話ししたいと思います。
腰痛、例えばぎっくり腰や腰椎椎間板ヘルニア、すべり症、腰椎狭窄症などは「腰の問題」と思われている方が多いです。
症状や炎症が起きているのは腰自体ですが実は腰以外の部分、または動きが腰を悪くする要因となることの方が多いのです。
痛みが出ている関節の隣り合っている関節に問題が起こっていることが多いのです。
腰で言うと腰椎という関節になります。
腰椎の隣り合っている関節、つまり胸椎と股関節が要因の一つということです。
Joint by joint theoryといって人間の関節は動く(動いたほうがいい=可動性)関節と止まる(止まったほうがいい=安定性)関節に分類されます。
・可動関節(Mobile joints): 動きが大きく、柔軟性が必要な関節。足関節や胸椎、股関節など
・安定関節(Stable joints): 安定性が重視され、動きが少ない関節。膝や肘、腰椎など
腰部の痛みを減少させるには腰椎を安定させ(俗に言う体幹トレーニング)、股関節や胸椎を動くようにすることが重要です。
そしてリハビリや運動初心者の方にはピラティスリフォーマーを使った方が簡単にできるのです。
もちろん腰部自体の診察や触診も必要となりますので、安易にリフォーマーを謳っているグループレッスンなどに参加することは逆に腰痛を助長することになりますのでご注意ください。
特に整形外科で診断が下っている方がピラティスやリフォーマーで腰痛を治すには整形外科的知識を持っている方の元で行うことをおすすめします。
そしてピラティスやリフォーマーだけでは腰痛は治りません。
ここまで書いておいて「え?」と思う方もいらっしゃると思います。
人間は重いものを持ったり、歩いたりすることで腰痛を起こすのです。
ピラティスだけだとそれに対応できないのです。
Conditioning Studio SEAではそこから先の「予防」をトレーニングします。
ピラティスやヨガだけでは正しい腰痛予防はできません。
ピラティスをしているけれど腰痛です、決まった季節にぎっくり腰のような症状が出ます、と言う方は負荷をかけたトレーニングをすることで腰痛を防ぐことができます。
正しい「コンディショニング」で身体の痛みが出ないようにしたいですね。