昨日よもぎ蒸しに行ってきました。
最近は月イチ(いや、もっと行ってますね。笑)のお楽しみになっています。
そこで一緒に行った友人が、デスクワークでひどい肩こりに悩まされていると。
一緒にいたよもぎ蒸しのオーナーさんも首を痛めて苦労しているという話になりました。
デスクワークで画面を見続ける仕事や下を向く仕事、スマホをずっと見続けることでいわゆる『スマホっ首』の人が相当増えていると感じます。
肩こり
首こり
頭痛
眼精疲労
不眠
めまい
このような症状が慢性的に起きている方は今一度自分の姿勢がどうなっているかチェックしてみてください。
下の写真のように耳垂(耳たぶ)と肩峰(肩の真横)がどのような位置関係にあるかが上記の症状を緩和する重要なポイントになります。
正常:耳垂(耳たぶ)と肩峰(肩の真横)が直線上にある
異常:耳垂(耳たぶ)が肩峰(肩の真横)より前に出ている
「異常」位置のように頭が前方に出ている姿勢を保持すると首の後ろの筋(脛部新筋群)が常に働いている状態となります。
頭が前に倒れないよう一生懸命後ろから引っ張っているようなイメージです。
それにプラスしてスマホを見たり下を見ていると首に回旋力が働きます(頸椎の前方回旋)。
そうすると頸椎椎間関節に対して圧迫の力が働きます。
首の後ろ側が常に圧迫されているようなイメージ。
これが続くといわゆる頸椎椎間板ヘルニアを発症するのです。
デスクワークでの肩こり・首凝りの延長線にヘルニアがあるなんで怖いですね。
これは頸椎の屈曲角度と負荷の関係を表した図です。
30度前に倒れるだけで18kgもの負荷が頚椎にかかってしまいます。
姿勢が問題で肩こりや首凝りを起こしている方は習慣から見直す必要があります。
マッサージに行ってほぐしてもらうと一時的には金の緊張が緩んで楽になりますがなんせ問題は「姿勢」のため対処療法にしかなりません。
マッサージ+姿勢を保持できる筋肉をつける必要があります。
残念ながらジムに置いてあるマシンや有酸素運動では姿勢保持筋をトレーニングすることは難しく、コンディショニングをメインとしたスタジオやピラティスなどが有効です。
これから寒くなるためより猫背の人が町中に溢れる季節となりますがこれを読んでいる方がそうならないよう願っております。
「あー頭は5kgあるんだな」
とデスクワーク前に毎回唱えてみてはどうでしょうか?
(引用『運動療法としてのピラティスメソッド』 文光堂 近良明/桑原庄司 P39-40『モーターコントロールの観点から捉える運動療法としてのピラティスメソッド』田沢優/中澤公孝)
Conditioning Studio SEA